ワーキングマザー徒然

子育てと仕事にドタバタのワーキングマザーの日々、両立のための工夫や外資系の事情など。

ワンオペワーママ、仕事を辞める決断をした

こんばんは、minaです。5歳娘と0歳息子を育てる元フルタイムワーキングマザーで、現在育休中です。

先日、久しぶりに大学時代の友人家族と会い、親子共々遊びました。夫婦どちらも私の友人で、娘ちゃんとうちの娘が同い年、ということで家族ぐるみで仲良くさせてもらっています。
この奥さんが、子育てについての思想や実際の子供への接し方がと〜っても素晴らしくて尊敬していて、それでいて?仕事もしっかりやる、まさに理想的なワーキングマザーだなぁと思ってました。個人的にワーママ仲間意識もありました。

それが、今回久しぶりに会ったら、2人目の育休から復帰して一年と少し経ったところで、仕事を辞めることにした、と。

この家族は、東京ではなく双方の実家がある地方都市に住み、働いています。ご主人の勤める会社はその地方でトップクラスの優良企業ですが、話を聞いていると、相当な過剰労働、昨今の働き方改革の風は全く届いていないようでした。
私は新卒から都内のフルフレックス、裁量労働制の職場で働いてきたこともあり、ついつい忘れてしまいがちですが、自由な働き方が許されない職場は世の中にまだまだ沢山ありますよね。

率直に言って、

寂しいなあ

と感じました。
また一人、ワーママ仲間が減ってしまったなと。カエサル、お前もか、的な。
その友人の決断をとやかく言うつもりもないし、ワーキングマザーを続けることについて、友人が無理だと思ったのなら、価値がないと思ったのなら、それはそうなのだと思います。この友人は控え目にみても仕事への情熱は素晴らしくあったし、会話も知的なコミュニケーションに溢れてるし、優秀そのものでした。それでも仕事を辞める決断をした、せざるを得なかった、というのが寂しいな、と。
ちょうど40歳の私のまわりには、淡々と、仕事にそんなにモチベーションが高くなくとも、ワーキングマザーを続けてる人も沢山います。一方で、あるタイミングで辞めていく人も沢山いる。とっても優秀だけど、子育てを優先する、という人が多い。
そして周りを見渡して思うのは、やはりワンオペ育児の人が、ワーママ辞める率が高いということ。上記の友人も、ご主人が激務ゆえに平日は朝から晩まで完全ワンオペとのことでした。
きっと私も、夫が激務で、なんらかの理由でそれを変えられる状況になく、完全ワンオペ育児を強いられるとしたら、辞めていたかもしれません。パートとか、フリーランスとか、プチ起業とか、何かしら道を見つけるかもしれないけど、会社員ワーママは続けられないだろうなと思います。

そういう意味で、やはり男性側の働き方と意識が、女性側の仕事と家庭の両立に直結するのだと、改めて思いました。女性が働き続けるかどうかは、女性のモチベーションの高さや能力の高さによりも、パートナーの意識や行動との相関関係が強いのではないでしょうか。政治家さんも、そこのところを分かってもらわないと、女性を働かせることはできませんよ、と思うのです。

その友人は最近、子育てに関するボランティアやイベントを積極的にやり始めました。ああ、次の道に進もうとしているんだな、と感じ、寂しくも嬉しく感じたのでした。

最後までお読みくださりありがとうございました。